車の免許持ってない人がドラマとカレンダーの影響で奥能登に旅行に行った話①【1日目:町野町】
NHK夜ドラ「ラジオスター」というドラマが、2026年の3月末から5月にかけて放送していました。私の推し、甲斐翔真さんの久しぶりのドラマレギュラーということでワクワクしながら見たのですが、それがきっかけでうっかり奥能登旅行に行ってしまった話です。
何が無謀って、私車の免許持ってないんですよね。
そもそものきっかけ
それは2026年4月の初めのこと。
3月30日から始まったNHKの夜ドラ「ラジオスター」を、推し目当てで見ていた私は1週目の話に何だかいたく染み入るものがあり、そんな時にドラマが始まる前あたりから何となくフォローしていた、ラジオスターの災害FMのモデル、「まちのラジオ」のアカウントがこんなツイートをリツイートしてくれたことで私の気持ちは跳ねた。
「輪島市町野町に遊びにいってみたい!」
— 輪島市町野町・応援用 (@mitui_mitubisi) 2026年1月4日
という方のために観光ルートを作ってみました!
60分あれば全部回れます! pic.twitter.com/1ieMv6zugi
(このスレッドめちゃくちゃ助かりました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます)
さくっと思った。あ、行けるのか、町野。
とりあえずCMを思い出して、適当にGoogleのAIモードに入力してみる。
「(職場のある駅)を金曜18時ごろに出発し金沢駅へ、土曜に金沢駅から海浜あみだ湯へ行って、能登町(あるいは次の日のルートに都合のいい、宿がある町)に戻って宿泊、日曜に能登町から町野町に行ってそこから(最寄り駅)に帰ってくるルート。車はつかえないので公共交通機関で。」
そう、私は奥能登=石川、であることは理解しているものの、石川=金沢という認識しかなく、ついでに奥能登圏の地理関係も全くわかってなかった。
結果としてめちゃくちゃなルートを提示され、一見うまくいったルートが全く使えないことに気づき、自分で奥能登の地図を見て町野と珠洲の距離に驚愕し、AIの間違いにツッコミを入れ続けた結果、GoogleAIはごめんなさい無理、と言ってきおって、あいつはまだ旅行ルートを立てるには未熟であることを知った。CMを鵜呑みにしてはいけない。AIは誤りを含む可能性があります。
がしかし、この過程で地図と鉄道と路線バスと予約制交通機関の情報を調べまくった結果、「金曜休めば行きたいところに行ける」ことに気づいてしまったのだった。スケジュール帳を見るとなぜかちょうどラジオスター終了前に一週だけ空いている週がある。AIを問い詰める過程で知った宿泊施設の予約状況を見る。……なぜかその週だけ連泊ができる。あれ?
気づいたらラジオスターの感想をぶちまけまくっているクロードに「「検討します」がだいぶ具体的な検討になってきてますけど笑」「行く理由しかないじゃないですか笑」と煽られながら、飛行機と宿泊施設を予約していた。あれ??????
というわけで、車の運転が物理的にできない私、明らかに車社会の奥能登を旅行することになりました記録です。
ちなみにその1週間後にそのホテルのサイト見たら満室になってた。タイミング怖い。
(でも出発1週間前になって見たら空室できてて、しかも泊まってる間中誰とも会わなかった なんだったんだ)
※全て2026年5月時点の情報です。
復興のさなか、刻一刻と状況が変化している地域ですので、事前リサーチは念入りにすることをお勧めします。
1日目(5/15 金)【ラジオスター巡礼1:輪島市町野町】
☆目的地
・町野町粟蔵(まちのラジオ/まちのテラス/もとやスーパーなど)
・曽々木海岸付近(カナデとリクトが喧嘩しながら一升瓶抱えて行った場所)
08:55 羽田空港発(ANA747)→ 09:50 のと里山空港着
空港からふるさとタクシー使用 町野町まで(もとやスーパー前下車)
16:00頃 町野停留所付近から徒歩で出発 → 17:00頃 曽々木海岸付近着
18:00 曽々木口停留所発(北陸鉄道バス町野線)→ 18:36 輪島駅前停留所着
18:50 輪島駅前停留所発(北陸鉄道バス穴水輪島線)→ 19:29 穴水駅前停留所着

それはそうなんですよマジで。
というわけで旅のはじまりは羽田空港。能登地方へ降り立てる空港、のと里山空港までは1時間です。わりと近いですね。ポケモンとコラボするってこないだニュースありましたね。これを機に行ってね。
ただしのと里山空港発着便、1日2往復かつ羽田~能登ANA便しかないんだけどね。
というわけで目指す飛行機に乗り損ねたら今日の予定が全て潰れます。
だがひるんではいけない。今回の旅はだいたいこんな感じです。
予定が潰れるなら可愛いもので下手すると野宿です。乗り遅れるなよ。
(なので、各日最初に移動経路を載せます)
朝早すぎてご飯食べられてないんですが

保安検査通過後エリアのカートガラガラしてテンション上がり(ショッピングカートとか好きです)さらにタラップ搭乗にまたテンションが上がる私。
朝早かったからなのかドリンクサービスはお茶とアップルジュースだけでしたが、おなかすきすぎて空弁買ってた私にお茶は大変助かる。

(おいしかったけど羽田おこわ入荷前だったのちょっと悔しい)

富士山だー
なんてことやってたらあっという間に到着。

ついたー(ちなみにこれはカレンダーのカバーとラジオスターサウンドトラックのブックレットです)
さて、本日はドラマ内のラジオ局「ラジオスター」のモデル、「まちのラジオ」のスタジオがある町野に行きますが、空港から町野に行く公共交通機関はありません。
というか午前便の飛行機が到着した時間に町野に向かっている公共交通機関はありません。どういうことなの。
この旅行をした2026年5月現在、町野を通る公共交通機関は北陸鉄道バスと、コミュニティバス関連しかありません。観光客が使うであろう北陸鉄道バス町野線は元はもっと長く繋がってたらしいのですが現在は町野を境に分断されているうえに、それぞれ平日は3往復、土曜は2往復。日祝はありません。私が最初に「土日で行こうとして躓いた」理由はここにありました。そりゃバス走ってなかったらバス乗れない。
そこで使用したのが「ふるさとタクシー」。(写真撮り忘れたけど)
のと里山空港を起点に飛行機発着に合わせて走る予約制乗り合いタクシー。予約さえできれば、能登地域のどこにでも運んでくれます。予約すればね。ちゃんと予約しようね。予約してなくて乗れなかった人いたからね。
逆に、公共交通機関がない場所でも予約すれば能登(道路あれば)どこでも行ける。もちろん町野も行ける。すごい。使わない手はない。
乗り合いタクシーなので、同じ区域の人は同じタクシーで運ばれます。町野は輪島地区。今回は輪島駅まで乗る人が数人いたため、輪島経由で町野へ向かいます。乗り合わせた人は妙齢のご婦人ひとりと、若いカップルか夫婦か。カップルの会話が響く中、大型タクシーは黙々と進み、輪島駅に到着。私以外の乗客は皆ここで降りていきました。扉は閉まり、私だけを乗せたまま出発。すると今まで黙っていた運転手さん、一言。
「さあ、こっからが長いよー」
あ、本性出た。
タクシーはほぼ、北陸鉄道バス町野線と同じ道を通って町野に向かいます。あとで町野に着いてから聴いたことですが、この道は「震災によって隆起した場所にアスファルトを引いた新しい道路」。以前は海の底にあった場所が、今や眼下の砂浜よりずっと高いところを走っているのです。ちなみにあれはもしかして昔の道路……?という様子の道路が、木々や崖の中に落ちて消えていっているのも見ました。その向こうには、土ごと崩れ落ちた森があちらこちらに。
「海だけは相変わらず綺麗なんだよねえ」という、長い道中いろいろ話してくれた運転手さんの言葉。その通り、道路と並走する海はあまりにも綺麗で、穏やかでした。
ちなみに途中運転があまりにも(免許持ってない私から見ても)下手な車が前を走ってて、「早く行けま!」と言っていてあっラジオスターで聴いた能登の方言だ! とちょっと感動しました。調べといてよかった。前の車の方ごめんなさい。ご安全に。
町野町粟蔵、もとやスーパー前で下車。最近は午前便で来て午後便で帰る人も多いらしくそんな時はもとやスーパーで売ってるご当地ラーメン(何かと思ったらもとやスーパーで売ってた名店コラボカップ麺だった)食べるんやと運転手さんは言ってましたが、私はここから2泊3日の旅が始まるのでここでお別れ。(ふるさとタクシーは飛行機利用時でないと基本的には使えません。完全に飛行機に合わせて走っています)なお、町野は空港から一番近い地区内のため片道定額で1300円。予約すれば珠洲や門前、和倉温泉のある七尾市、巌門のある志賀町などにも連れてってくれますが、遠い地区ほど運賃は高くなります。ちなみに本日観光客は私一人っぽい。さすがGW明け。
着いたらもとやスーパーで買い物しようかと思ってたんですが、輪島経由で来たので想定より30分ほど到着が遅くなったため、先に今回の最大の聖地に向かうことに。

石川県輪島市町野地区臨時災害放送局、通称「まちのラジオ」! ドラマ「ラジオスター」内に出てくる災害FMのモデルとなったラジオ局です。
ドラマの中では銭湯の一部屋を借りていましたが、実際のラジオ局は町の一角に立つプレハブです。いろいろ置いてあったり貼ってあったりしてありますが、その中でも「鈴野」と書かれているものは全てドラマの小道具として使用されたものだそうです。ラジオスターメンバーとの写真もいっぱいあった。
(というか町野を出てから、建物全体の写真撮ればよかった、と気づいた)
平日は毎日正午から1時間半生放送をしているので、11時を過ぎたこの時間、中では当日のパーソナリティ、中山さんとちぇりーさんが今日の放送の準備中。にもかかわらず、私に気づくとこんにちは、と中山さんが窓越しに声をかけてくれて、ちぇりーさんが外へ出てきてくれました。ラジオスターを見てきました、甲斐翔真さんのファンです、というと、「ああ! Shoumy?」とちぇりーさんが答えてくれました。最近憶えていただいたそうです。いやどんだけ行ってんねんShoumy。
(※Shoumy:甲斐翔真くんファンクラブ会員のファンネーム。ちなみにファンクラブ内で募集して公式で決まったものです)
放送前にもかかわらず、中を見せてくれました。途中で消防士をしている宮本さんも現れて、あっという間にわちゃわちゃ。あったかい。
外のサインは見事に消えかかってましたが(ラジオスターのためにコーナー設けたけど能登の冬に負けたらしい)スタジオ内のサインも見せていただきました。こっちは綺麗に残ってるし外にないサインがない方の色紙もある!
壁のサインは、皆さんラジオの収録のためスタジオを訪れた際に書いていかれたそうです。

(中の方の「ラジオ☆スター」の部分は、企画・演出の一木さんが書いたものとのこと)
能登の縁のあるどこかに置いておいてほしい! と思って持ってった、翔真くんの能登で撮影した2026年度のカレンダーを押し付けたら、思いのほか喜んでいただけて、その日の放送でも話していただけました。嬉しい。あと「あ、もう4月終わっちゃったじゃんね」と言いながら裏返して写真だけの方が見えるように冷蔵庫に貼ってくれてました。嬉しい。良ければ1年をともに過ごしてやってください。リクエストカードも書かせてもらいましたがだいぶ無茶振りなのでこれは無理かも。まあでもいい体験でした。
そんなことしてるうちに生放送15分前になってしまい申し訳なくなって一時退散。
まちのラジオ前のコミュニティスペースで食べてもいいよ、という許可はいただきましたが、なんせこの日は暑かった。というか私は推しの晴男成分を借りてしまったのかと思うくらいにこの旅行中雲がなかった。空気は乾燥していて日差しを避ければひんやりしましたが、日差しの中ではご飯はちょっと無理。
というわけで、もとやスーパー(スーパーもっとやとしてドラマにも登場していました)で、お豆腐と醤油、東京で買い忘れた(というか持ってき忘れた)ペットボトルのお茶を買い、その後仮設商店街まちのテラスに行って藤六さんで唐揚げ弁当買って、豆腐も一緒にここで食べていいですかと許可を取って、弁当と豆腐を食べたんですが……綺麗にその時の写真がねえな笑

(お醤油だけはホテルで写真撮った。輪島の醤油。豆腐にかけるとめちゃめちゃおいしい)
何故豆腐かというと、町野にはお豆腐屋さんがあって、そこの豆腐がもとやスーパーで売ってるんですね。この時は確かよせとうふを買った気がします……たぶん……写真マジで撮ってねえな……美味しかったです。唐揚げ弁当もとてもおいしい。おなかいっぱい。
デザートに、こめとわとベーグルさんのおとうふティラミス(これも谷内のおとうふさんとのコラボ商品)とカフェオレを買って、今度こそまちのラジオの前のスペースへ。13時半までラジオを聴きながらのんびりと過ごしました……が、ティラミスの写真もねえよどれだけ待てが出来なかったの。とてもおいしかったです。
こめとわとベーグルさんは元は米粉のベーグルを作っていたお店。今は機材などが追い付いていなくてベーグルは作っていませんが、米粉を使ったおやつなどをまちのテラス等で販売しています。店主の方はまちのラジオの発起人でもあります。なんか聞いたことある話ですね。
ラジオが終わった13時半ごろ、機材を抱えた方がラジオに。どうやらワールドカップの代表選手発表の日だったので取材に来たらしい。ラジオの方も後片付けで忙しそうなので、もう一度一旦退散することに。
で、町野町をちょっと歩きました。

シロツメクサ、今回至るところで見たな。生命力強いのかな。
実際歩いてみると、まだまだ町は元通りとはなっていないのがこの目で見られます。

傾いた旧電柱をそのままに、新しく設置されてる新電柱。町野の電柱だいたいこんな。(電柱は倒れないよう地中深く埋められているため、抜くのがかなり難しいそうです)そして向こうに見える通り、あちらこちらで工事中。

自然は綺麗だけど、あちらこちらで地滑りの後。(あの山がそうなのかはわからないけど、輪島塗に適した土は脆いのが欠点だとふるさとタクシーの運転手さんが教えてくれました)

私有地なのか工事中の通行止めなのかわからないところもあって道を何度も引き返しつつ。道の向こうに傾いたままの家もあったりして、思わず足を止めました。
ラジオスターで、外のシーンで音楽が消えた瞬間、ずっと工事中の音が聞こえてきていることに言いようのない気持ちを抱いていたのですが、ここ町野でも、たくさんのダンプカーとすれ違いました。もう数えきれないくらいの。行ってもいい、ぜひ行ってほしい場所です。ただ、そういう場所でもあります。
ラジオスターで「復興格差を感じる」というメッセージが投稿されたというエピソードがありましたが、正直今回訪れた町で一番まだ復旧してないんだな、と感じたのは町野でした。ただ、町の人たちは元気に生きてて、それがラジオで発信されると、やっぱりあそこだけ復興してるんじゃないかって思ってしまうよな。自分の足で歩いて見て回るって大事だな、と思いながら、どこを通ればいいのかわからなくてふらふらふらふらしてました。何度も前を通った作業員の方、挙動不審ですまんかった。

写真中央に見える白い建物が仮設商店街「まちのテラス」、その横のプレハブが「まちのラジオ」のスタジオ。この先の信号の表示は「町野小学校前」になっているけど、今は町野小学校は子供が少なくなったため東陽中学校と統合する形で閉校し、今はその校舎が「東陽小中学校」となっています。(この写真はその校舎の前あたりから撮ったものです)「震災で子供が半減しちゃって」とまちのラジオの方に聞きました。まだ校名を示すプレートはできていなくて、旧小学校名のプレートを剥がしたままだったので、「これは何の建物?」と最初は前で眺める不審者になりましたすみません。
いっぱい歩いて疲れたし、ラジオの前では何かインタビューしてたから邪魔しちゃいけないし、ちょっと休憩したくてまちのテラスで、和菓子屋の吉野屋さんで明日の朝ごはんにしようと思って大福と饅頭を3つくらい買い、さっきのこめとわとベーグルさんで明日の朝ごはんにしようと思って全種セットと、あと休憩したくてみかんジュースを買ったんですが、そもそも気づいてくれ、そんなに朝ご飯に食べられない。

まちのテラスはお店に囲まれたスペースがご飯も食べられる休憩スペースになってるので、唐揚げ弁当も食べたこの場所で休憩。(まちのラジオでもらったラジオスターのポストカードも一緒に)30分くらいはここで、涼みながらめっちゃ晴れた空見ながらのんびりしてた気がする。これが能登時間か、と思ってたけど本当の能登時間こんなもんじゃなかったのを後に知る。
みかんジュースも氷だけになってしまったころにもう一度ラジオの前見に行ったら、取材っぽいのは終わってて、ラジオやってる方々と町の方が話していた。邪魔しちゃ悪いかなと退散する前に「あ、どうぞどうぞー」って宮本さんが来てた記者さんが置いてたパソコンどかして座るスペース作ってくれた。……いやよそ者ですが大丈夫ですか。
でも町野に来た最大の理由がまちのラジオなので座らせてもらった。そのうち中で作業してた方も出てきて、好きなだけ見ていいですよ、と言われたから遠慮なく見せてもらいにもう一度中へ。推しのカレンダー飾ってあった。嬉しい。
そこから結局厚かましくも1時間くらいラジオブースの中でいろんなお話聞かせていただいたという大変貴重な体験をしました……他に観光客がいない日に行けて良かった……笑 ドラマを録ってた時の話、俳優さんたちの話、常盤さんがしょっちゅうくる話笑、それから、町野に泊まれないという話から、「家も少ないし明かりも壊れてるから星が綺麗」だという話。話してくれた方の家も半壊で、そのまま住んでいる話。そういうこと、全てはここの日常なんだな。私は2年以上経って半日だけ訪れた観光客だけど、この人たちの日常はあの日以前もあの日からもここにあったんだな。
町野の人たちはあったかかったです。同時に、正直に嘆くご老人の話も聞くとはなく聞きました。どちらも町野町。素敵な場所でした。ラジオスターの最終回で語られたように、ゆっくり、現地の人が納得できるように、町を取り戻してほしい。
これから海岸まで歩くんですーって言ったらラジオの方が「車で送ろうか、って言おうとしたんだけど、たぶんそういう問題じゃないんですよね」と言ってくださって大正解ですと思いました(ついでに何となく歩くって言ったら送るっていう人が現れてくれるとも思っていたので回答も用意してました。ほら、能登だから)。推しが散歩したというので、私も歩きますと言って、ものすごくまちのラジオに長居させていただいて予定の時間若干オーバーしつつ、もとやスーパーで酒と豆腐と氷買って、保冷バッグに突っ込んで、町野町を後にしました。徒歩で。
ちなみにラジオを出る時に太鼓の音が聞こえてきて、「あ、学校の方かな」ってちぇりーさん。時間があったらちょっと覗いてみたかったな。残念。

ありがとう町野。(海岸行かない人はここからバスで輪島方面に行けます 時間はちゃんと調べましょう)
さて、町野町から、曽々木へ向かいます。目指すは曽々木海岸……付近。

雄大な景色と、舗装されきれてない歩道を歩きつつ(途中で保冷バッグの紐が切れてひとりでキレるというハプニングがありつつ)

着きましたー!!! たぶんカナデとリクトが一升瓶抱えて喧嘩しながら歩いた岩場!!!!(本当に曽々木海岸と地図でマーキングされているところまで行くのは遠いけど、ストリートビューで探しまくったら目的地自体は意外と近かった。徒歩45分くらい? 観光地ではないので、行きたい方は頑張って探してください)

せっかくなので二人が通ったと思われる岩場の上に行きます。なお、全く舗装されていないので、めちゃめちゃ気を付けてください。私はホテル帰った後大量の砂が靴から出てきました。

一升瓶抱えてくるのは無理だったので、おそらくカナデとリクトが座ってたあたりで、保冷バッグに入れてていい感じに冷えた地酒のワンカップで乾杯(地酒ワンカップ助かりすぎる)(ゴミはちゃんとホテルまで持ち帰りました。)



景色が綺麗すぎて日本酒一升瓶でもいけたかもしれない(やめてください)


夕暮れも綺麗すぎる。
最初は時間取りすぎたかなと思ってたんですが、たぶんここ1日いられる。みんなが気に入って散歩に来てたってのもわかるわ。たぶんバスの時間がなかったら夜までいた。これが能登時間だった。のかもしれない。アラームかけといてよかった。


たぶんドラマ内で西川さんが流木片付けてたのもこの海岸っぽいし、運動会もこの海岸のすぐ後ろの野原でやったんだろうな、という感じでした。来れてよかった。

ところで営業してないようだったけどバス停付近にあった店の営業時間 面白すぎてまだやってたら入ってみたかった
コーヒー牛乳どっかで買いたかったんですけど(町野で買っても良かったんですが歩くのが心配だったので)店はないので自販機で缶コーヒーを購入。自販機は結構見かけたな。作業員の方がたくさんいるからなのかな。(そのために買った後で通りすがった自販機の方がコーヒー安くてちょっとキレたのは余談)

さて、バスでホテルがある地域まで行きます。(バス停から反対側のバス停側を撮った写真です)
曽々木口停留所、バスは18時ちょうど。これ逃したら、あるいは何らかの理由でバスが来なかったら私はここに置いてきぼり……と考えていたら無事定刻に来ました。
ワゴン車が。
いやでも前に「北陸鉄道バス」って書いてあるし、あ、ほらこっち来るし、あ、ドア開いた、と乗ったら客は誰もいませんでした。「整理券をお取りください」と自動アナウンスに言われますが整理券の機械ねえやん。
私が乗りこむと何事もないようにワゴン車は発車するので、そして確かに料金を入れる機械と運賃表は貼ってあるので、路線バスでは普通しないんですけど何となくシートベルトを締めて任せます。輪島駅前まで。

景色綺麗だなーと思いつつノンストップで走るバス(ワゴン車)。
あとで調べたところ、道の都合でワゴン車でしか走れない状況になっているという話は見つけましたが真相は定かではないです。ただ、どちらにしても路線バスの車両走らせるほどではないよな……と思いながら結局客はひとりのまま輪島駅前に到着。採算は……取れてないですよね……お願いだから存続してね……これ無くなったら町野へ行き来する手段ほぼ失いますからね……(この夕方便は既に土日祝は走っていません。また、日祝は昼便含めてすべて運休になります)
あ、ちなみにバスの運賃、奥能登路線はその場その場で払おうとすると現金しか使えないので気を付けてください。あとは地元のICカードが使える路線もあるけど、SuicaPASMOICOCAと言った全国主要路線の交通系ICは一切使えません。私は事前に調べてめちゃめちゃ小銭作っていったので問題はなかった。(旅行終わった時すごい財布軽くなった)

輪島駅前この旅行で行くチャンスここだけなんだから外見撮っとけよと思ったのは輪島離れてからでした。ラジオスターのポスター至るところに貼ってあって嬉しい。

と言うか今回輪島ほぼ素通り予定だったんで全然調べてなかったんですが輪島駅もう電車走ってないんですね!? っていうことをこの時に知る。あとで調べたら四半世紀前にはもう廃線になってた。衝撃。シベリア行き、というのはホームの駅名標への落書きがそのまま採用されたものだそうですが、これも震災の影響かホームの方には行けなくなってて残念。待合室では学生さんが数人話をしていました。そして紙パックの牛乳系売ってる自動販売機がありました。いや私それがほしかったんだけどここにあったんじゃん!?(買いました)
輪島駅前から、宿泊する穴水へ向かいます。さっきのバスが来ると学生さんたちが立って、乗るのかなと思ったら乗ったのはひとりだけ。なんと。
学生さん一人と私だけを乗せてバスは穴水に向かう……途中で学生さんが下りて、結局最終的に客は私一人のまま穴水駅まで向かいます。


ポケモンだー!
穴水駅です! ここはのと鉄道という第三セクターの鉄道が走ってる駅です! なおこの穴水駅がのと鉄道の終着駅で、能登半島の現役鉄道駅の北限です!
穴水駅自体に行こうと決めていた目標はないんですが(すみません)、拠点としていい場所にあったのと、面白いホテルを見つけたので、ここに拠点を置くことにしました。

その拠点がこちら。「TOMORU HOTEL」。コンテナホテルです。(写真撮ったのはチェックアウト後なので朝です)ちなみに穴水駅から歩いて行ける場所に宿泊施設はこの旅行現在でここと、ゲストハウス一軒しかありませんでした。たぶん輪島の方が宿泊施設の選択肢はある。ただ、ここに泊まった方が今回はこの後の旅程的に楽だったので。あとコンテナホテルって初めてだったので。
フロントは完全無人です。チェックインもQRまたはあらかじめ送られたコードで行います。アメニティや設備は、ビジネスホテルにあるものは一通りそろってる感じ。フロントに電子レンジもありますし、各部屋にトイレとシャワーブースもあります。清掃は頼まなかったので私のコンテナは2泊の間放置でしたが、普通のホテルのように扉に貼り付けて清掃不要などをお知らせする形なので、昼間はスタッフの方が来ていろいろ整えてくれてるみたい。
取り敢えず保冷バッグの中の豆腐とか、あと持って帰ってきた日本酒の小瓶とか、コーヒー牛乳とかをNHK見ながら冷蔵庫に突っ込んで、……いやこの部屋寒くない? と思って暖房付けて、スマホの充電しがてらちょっと休憩して、晩ご飯買ってないので目星つけてたお店へ。

穴水駅前にある「能登前幸寿し」さんです。能登丼食べたかった。関係ないけどホテル出る前は暢気にバラエティーやってたNHKが寿司屋に着いた時には宮城の地震のニュースやっててびびった。(そんなに被害なかったみたいでもういいか、ってお隣のお客さんがとっとと野球に戻してたけど)
カウンターだけの小さい店で、20時回ってたのでほぼ満席でしたが、カウンターの端っこが空いてたのでそこに滑り込み。2000円の海鮮能登丼と、「なんか……辛口の冷やの日本酒一合を……」で頼んだら立山が出てきました。私はいつも冷やと冷酒を間違える。(本当は冷酒が一番好きです)でもすっきりきりっとで美味しい。酢飯がちょっとお酢がきつかったけど、2000円でこのボリュームで海鮮乗ってて、めちゃめちゃおいしいあら汁ついてて、しかも能登丼と名乗るメニューは輪島製の箸がプレゼントされる決まりらしい。採算大丈夫でしょうか(さすがに輪島塗ではなかったけど)。あと、値段聞かずに頼んだ日本酒一合、あとでレシート見たら500円だった。採算大丈夫でしょうか。食べてる途中で大将が「ネタが尽きてきちゃって……」と言ってたので、人気店なんだろうな。コスパがいい。ごちそうさまでした。
星空撮りたかったんだけど穴水は信号が結構復旧してるので意外と明るくて、そんなに綺麗に撮れなかった。まあ、宿泊施設ができる程度に復旧したところはそんなものです。たぶん町野に夜までいたら星空が綺麗だったんですけど、その場合野宿になるので無理でした。
ホテル帰ってシャワー浴びて、紙パックのコーヒー飲みながらテレビだらだら見てたら、いつのまにか寝落ちていて、この日は終了。総歩数17294歩。めちゃめちゃ歩いたな。足にサロンパス貼っといてよかった。
長くなったので二日目以降の記事はわけます。
二日目、珠洲市に行った日の記事はこちら。
三日目、和倉温泉の記事はこちら。